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ポール・マッカートニー Paul McCartney ビートルズ The Beatles 最新ニュース powered by Jash

ポール・マッカートニー、ビートルズに関する最新ニュースブログ。twitterのニュース配信ログとなっています。また、過去のニュース(2006〜2009年2月まで)を掲載しています。powered by Jash's Homepage → http://jash.hacca.jp
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レビュー 『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』


『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』


『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』ジェフ・エメリック、ハワード・マッセイ著、奥田祐士訳
 ビートルズは20世紀最大の謎のひとつだろう。世界中のミュージシャンが彼らの楽曲作りやサウンドの秘密に迫ろうとしたが、いまだに誰一人その謎を解き明かした者はいない。ポップでシンプルなのに挑戦的かつ前衛的という永遠の矛盾をはらんだ彼らの楽曲は今も前人未到の境地にそびえ立っている。

 

テクノロジーの限界に挑む

 そんな彼らとデビュー時から録音スタジオで働き「リボルバー」(1966年)や「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(67年)といった傑作アルバムで聞かれる革新的なサウンドを作り上げた英エンジニアの回想録をベテランの音楽記者が編集したのが本書。バンドの面々の息遣いが聞こえてきそうな生々しいドキュメンタリー調の内容に驚く。

 62年、当時15歳の彼は英EMIレコードのアビイ・ロード・スタジオにアシスタント・エンジニアとして入社し、翌日、リバプールからやってきた新人バンド、ビートルズの録音に立ち会う。以来約7年間、バンドの録音作業でサウンド作りの要となり、テープの逆回転といった新たな録音技術の開拓でバンドのサウンドを新たな高みに引き上げ続けた。

 「俺の声を山のてっぺんからダライ・ラマがうたってる感じにしてくれ」てな具合のジョン・レノンに代表されるむちゃな要望の数々を誰も思いつかないアイデアで次々実現していくのだが、その過程で過去の因習や決まり事を徹底的にぶち壊す様は痛快だ。「全力を尽くそうぜ」とポール・マッカートニーが他のメンバーを奮い立たせ、テクノロジーの限界に挑み続ける姿勢に頭が下がる。単なるロック・スターではなく新時代を開拓する存在であろうとしたところが彼らを孤高の存在たらしめていることがよく分かる。

 真に革新的なモノ作りのための指針となる1冊でもある。ビートルズマニアや音楽ファンよりも企業経営者に薦めたい。凡百の経営本より示唆に富む。(ジェフ・エメリック、ハワード・マッセイ著、奥田祐士訳/白夜書房・3990円)

■ジェフ・エメリック(Geoff Emerick) 録音エンジニア。1946年ロンドン生まれ。62年から一線で活躍。グラミー賞を4度受賞。


Source: 産経新聞
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