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ポール・マッカートニー Paul McCartney ビートルズ The Beatles 最新ニュース powered by Jash

ポール・マッカートニー、ビートルズに関する最新ニュースブログ。twitterのニュース配信ログとなっています。また、過去のニュース(2006〜2009年2月まで)を掲載しています。powered by Jash's Homepage → http://jash.hacca.jp
ポール・マッカートニー リバプール・ライブ・レポート by CD Journal
 ビートルズの故郷として知られるイギリスのリヴァプール市が今年、欧州文化首都に選ばれたのを受けて、1月のリンゴ・スターに続き、ポール・マッカートニーがリヴァプールのサッカー・チーム、リヴァプールFCの本拠地のアンフィールド・スタジアムで6月1日に、3万5,000人の前で記念イベント“The Liverpool Sound”コンサートを行なった。
 コンサートは6時半にまずはズートンズ、続いてカイザー・チーフスが登場。そしてポールの曲をリミックスした『Twin Freaks』からの曲がBGMとして全世界から集まったファンの前で流れるなか、9時過ぎにイギリスのコメディアンの紹介を受けてポール・マッカートニーが5年ぶりに生まれ故郷リヴァプールのステージに立った。バックはここ数年、ポールのバックをつとめているおなじみのメンバーが顔を揃えた。
 
 最初に演奏されたのは、なんとライヴ初披露となる「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」。ビートルズがBBCラジオに出演した際に演奏したこの超マニアックな曲でくるとはだれが想像しえただろうか。いきなりの先制パンチで早くもめまいが……。その後は最近のライヴで演奏している曲が続く。「ドライヴ・マイ・カー」や「ブラックバード」などのビートルズ・ナンバーが演奏され、前半で早くも会場は大合唱となる。
 

 
 その後「カリコ・スカイズ」を演奏したあとのMCで、なんとポールはこう言ったのだ。「日本人はどれぐらいいるのかな? コニチハ」。おおー。前のほうに日本の国旗を振っているファンがいるのを見たからだろうか。ブラジルの国旗を振っているファンだっているぞ。思わず「イエー!」と叫んだら、斜め前にいるたぶん地元のおじさんに睨まれてしまったが。ちなみに日本人は思ったほどは見かけることがなかった。
 
 これまた初披露となる「イン・リヴァプール」というCD未収録曲のあと、故郷といえば欠かせない2曲「サムシング」と「ペニー・レイン」が演奏され、盛り上がりは最高潮となる。そしてここでもサプライズが! ポールがスペシャル・ゲストを紹介。登場したのは、出るのではないかと噂になっていたフー・ファイターズのデイヴ・グロールだ。デイヴはまずはギターで「バンド・オン・ザ・ラン」、続いてドラムで「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」に参加。こりゃ盛り上がるなというほうがおかしい。その後は「007/死ぬのは奴らだ」「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」の怒涛の3連発でいったん幕となる。
 
 アンコールの声が会場全体に鳴り響く中、アコギ1本でポールは「イエスタデイ」をしっとりと歌う。そして、ああここでもまた超弩級の曲が登場する。90年のリヴァプール公演で「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」「ヘルプ!」「平和を我等に」のジョン・レノン・メドレーを初披露したポールのこと、今回も何かあるだろうとは思っていたが、演奏されたのは「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」!!! 続けてメドレーで「平和を我等に」へと突入したが、後半は頭の中が真っ白でよく覚えていません。もちろん「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のジョンのパートをポールが歌うのは初めてのことだが、そのあとの自分のパートの歌詞を間違えたのはご愛嬌か。興奮のるつぼと化したスタジアムに「レディ・マドンナ」の威勢のいいピアノが鳴り響き、再びデイヴ・グロールがドラムで参加した「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」で、リヴァプールの記念イベント“The Liverpool Sound”ならびにポールの凱旋コンサートは終了した。
 
 約2時間計26曲。前回の日本公演同様、いやそれ以上にはつらつとしたパフォーマンスをこうして見せつけられると、100歳を越えてもステージに立っているんじゃないかという気さえしてくる。もうすぐ66歳なんて、信じられるかい?
 

★ポール・マッカートニー@リヴァプール・アンフィールド・スタジアム(2008年6月1日)

≪演奏曲≫
1.The Hippy Hippy Shake
2.Jet
3.Drive My Car
4.Flaming Pie
5.Got To Get You Into My Life
6.Let Me Roll It
7.My Love
8.C.Moon
9.The Long And Winding Road
10.Dance Tonight
11.Blackbird
12.Calico Skies
13.In Liverpool
14.I'll Follow The Sun
15.Eleanor Rigby
16.Something
17.Penny Lane
18.Band On The Run(with Dave Grohl on guitar)
19.Back In The U.S.S.R.(with Dave Grohl on drums)
20.Live And Let Die
21.Let It Be
22.Hey Jude
encore:
23.Yesterday
24.A Day In The Life〜Give Peace A Chance
25.Lady Madonna
26.I Saw Her Standing There(with Dave Grohl on drums)
 
 
≪Tha Band≫
Paul McCartney(1〜5 bass/6 guitar/7〜9 piano/10 mandolin/11〜15 acoustic guitar/16 ukulele/17〜19 bass/20〜22 piano/23 acoustic guitar/24bass/25 piano/
26 bass)
Paul Wickens(Wix)(keyboards)
Rusty Anderson(guitar)
Brian Ray(guitar, bass)
Abe Laboriel Jr.(drums)


Source: CD Journal
| review | 20:28 | - | - | - | - |
オノ・ヨーコが『PEACE BEDアメリカVSジョン・レノン』に託した想い


平和を願い続けたジョン・レノンをフィーチャーしたドキュメンタリー映画『PEACE BEDアメリカVSジョン・レノン』が公開中だ。

ビートルズのメンバーとしてだけでなく、積極的な反戦運動を行っていた、世界の平和主義者としても有名なジョン・レノン。60年代後半から70年代前半に撮影された映像を主軸にしたこの映画では、彼の多大なる影響力を恐れたアメリカに敵として扱われたジョンの闘いが描かれている。

先日都内で行われた舞台挨拶には、今作に出演し、製作にも協力した妻オノ・ヨーコが登場した。

「これが本当にジョンの姿なんです」とオノは語った。「だから、ジョンのことを知りたい方は、この映画を見てくださいって言うんです」。

「彼が死んだ後、マスコミがいろいろとセンセーショナルな話ばかり書いたでしょう。彼が本当はどういう人間で、どういうことをしたかって、あまり知られてないと思うんです」と彼女は説明した。「世界のために、あなたたちのために、彼が何を一生懸命やったかっていう…そういうことを知って頂きたいと思っています」。

『PEACE BEDアメリカVSジョン・レノン』は全国で公開中。


Source: MTV Japan
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「ヨーコの協力なしに完成しなかった」と「PEACE BED」監督語る
現在大ヒット公開中のドキュメンタリー映画「PEACE BED/アメリカVSジョン・レノン」には、平和主義者であったミュージシャンの故ジョン・レノンと、彼を反体制危険分子と見なした米政府の闘いの歴史が刻まれている。死後27年経った今なお、本作が感動させるのは、名曲にのせて平和や愛を説く“ジョンの魂”が輝き続けているからだろう。ニューヨークにいる同作のデビッド・リーフ監督に電話で直撃し、ジョンへの想いや映画製作の経緯を聞いた。

「あの日、マンデーナイト・フットボールをTVで見ていた。突然、ハワード・コーセル(「ALI アリ」でジョン・ボイトが演じた名物アナウンサー)が臨時ニュースに出て、ジョンの死を伝えたんだ」とリーフ監督が語る“あの日”とは、ジョンが凶弾に倒れた1980年12月8日のこと。9・11以後、ディクシー・チックスが03年クリスマスにイラク戦争を仕掛けたブッシュ大統領を批判して物議を呼んだが、「35年前のジョンの身にも同じようなことが降りかかっていたんだ」と、製作を決意したきっかけを語った。

「(オノ・)ヨーコの全面協力がなければ何も始まらなかった」とリーフ監督。2人を収めた未発表のアーカイブ映像が使えたことと、ビートルズ時代を含むジョンの名曲のほとんどを“タダ同然”で使用できたことが大きかったという。ビートルズの曲を劇中で通常使用すると、1曲2000万円は下らないのだ。「歌のサビは“ギブ・ミー・ア・チャンス”とか、“オール・ユー・ニード・イズ・ラブ”とか、4〜5語ぐらいのシンプルなフレーズで、平和と愛を訴えた。名声を利用して音楽を売ったのではなく、歌の大切な中味を伝えたのだから、彼はヒーローなんだよ。ジョンの曲は、その時に彼が何を感じ、何を考えていたかを表現している。もちろん好きな曲を使ったよ(笑)」

ヨーコが3度のインタビューで証言した内容は、ジョンの当時の心の動きやプレッシャーまで代弁しているという。「ジョンとヨーコが当時送った“ピースサイン”はとてもパワフルだった。2人は第2次大戦をイギリスと日本で経験しているから、心の底から平和を願う強い気持ちがあった。彼女は、ジョンのそんな行動の秘密を唯一知っている人物だ。彼女が語る言葉の一つ一つから、当時2人が何を伝えたかったのか感じられる。ヨーコは、平和について話していることが幸せだと語っている。もしジョンが生きていても想いは同じだろうね」 


Source: eiga.com
| review | 22:36 | - | - | - | - |
「2008年にはほぼ間違いなく実現」ビートルズのネット配信をめぐる最新事情
 2007年11月14日、アメリカの業界誌『ビルボード』のWebサイトに「McCartney : Beatles Should Go Digital Next Year」という見出しのニュース記事が掲載された。かねてから大きな話題となっているビートルズの楽曲のインターネット配信について、ポール・マッカートニー自身が「2008年に実現」と語ったというのである。BBCやロイター通信など英語圏の各メディアはこのニュースを一斉に伝え、日本でも一般紙、スポーツ紙、IT関連サイトなどで広く報道された。各社の記事を目にして、いよいよかと期待に胸をふくらませた人も多いだろう。

 ひとつだけ肝に銘じておきたいのは、これはポールが『ビルボード』誌のインタビューの中で語っただけで、正式な発表ではないということである。ポールがこのインタビューを受けたのは、新作DVD『ポール・マッカートニー・アンソロジー1970-2005』(11月発売)などのプロモーションのためだった。振り返ってみると、過去にメンバーや関係者がビートルズのインターネット配信に触れた発言は、ほとんどが別の作品のプロモーションの機会に出てきている。今回のポールの場合も同様で、インタビューの全文(『ビルボード』誌のサイトに11月22日付で掲載)を読んでみると、ニュース記事になった発言は長いやりとりのほんの一部にすぎなかったことが分かる。

 もちろん、今回の発言にも注目すべき点はいくつかある。第一に、ダウンロードの開始時期について、メンバー自身の口から初めて具体的に「2008年」と示されたこと。ポールによると、解決すべき事柄は若干残っているものの、準備はほぼ整っており、機も熟したので、それほど長くはかからない見込みだという。「来年、2008年にはほぼ間違いなく実現しているだろう」とポールは語っている。

 第二の注目点は、インターネット配信までに時間がかかった理由についての言及があったこと。ポールはその理由として、契約上の問題と、関係者みんなで慎重に準備を進めてきたことを挙げている。ドキュメンタリーDVD『ザ・ビートルズ・アンソロジー』の中でポールは、ビートルズの4人は何かをやるときいつも、3対1になったら残りのひとりに拒否権があるという民主的なやり方をとってきたと話していた。ネット配信についてもおそらくは同じ方針で、全員が納得できる方向性を探りながら話し合いを重ねてきたのだろう。今回のインタビューでポールは、安易なことをして3年後に後悔するような事態は避けたいとも言っている。

 現在のところビートルズ側は、残されたわずかな課題を解決しながら、インターネット配信開始のタイミングを見計らっているものと思われる。その一方で、メンバーのソロ作品のインターネット配信は着実に進んでいる。12月にはリンゴ・スターのニューシングルがダウンロードのみで発売され、年明けには新作アルバムもインターネット配信される。また、ジョン・レノンのビデオクリップ21曲を収めた音楽ビデオアルバムがiTunesから発売されるというプレスリリース(11月26日付)も飛び込んできた。

 メンバーのちょっとした発言が大きく取り上げられてしまうのは、ビートルズのカタログ作品への期待の大きさの表れとも言えよう。少し前までよく話題にされた「ビートルズ再結成」という根も葉もない噂話とは違って、ビートルズの曲のインターネット配信は近い将来ほぼ確実に実現するのだから、どっしり構えて楽しみに待ちたいものだ。


Source: Nikkei Trendy Net
| review | 23:54 | - | - | - | - |
CM音楽、ビートルズは聖域 しかし浜崎あゆみは崩れた
 CMに音楽はつきものだが、音楽について“絶対に超えられない線”があると、あるCMプランナーは語る。それはビートルズだ。「何があろうとビートルズの歌は使えないのです。ビートルズの歌をカバーしたものはありますし、ジョン・レノンやポール・マッカートニーの歌が出たことはありますが、ビートルズそのものの歌はダメなのです」という。

 権利を持っている人間が許さないというのもあるのだが、広告界では一種「聖域」的な扱いにもなっており、“ビートルズは使えない”という認識が若手にも広がっているのだという。一時期「ビートルズの曲を初めてCMに使った」ということで話題にしようとした人物がいたものの、その人も玉砕したことから、この伝説が広がったと前出プランナーは語る。

 一方、この手の「聖域」が崩れたのが浜崎あゆみ(29)だ。元々浜崎と言えば、CM契約本数の多さと、CMソングを自身の歌にすることでプロモーションに活用していることで知られていた。

 浜崎が登場するCMには浜崎の歌を使うことが、所属事務所から指定される条件になっていたのだ。そのため、企業はあくまでも“タレント”として起用したいのに、結局音楽とのセットになることばかりで、「商品の紹介だか浜崎のプロモーションビデオか分からない」(過去にこの条件を飲んだ関係者)との声も出たほど。

 だが数年前、浜崎といえどもミリオンセラー連発が出せなくなり、また倖田來未の台頭などもあり、ここまで強気の交渉ができなくなった。そこで、所属事務所は「歌とのセットでなくても良い」という条件を出すようになった。これについてキャスティング業務を行う人物は「広告はクライアントあってのことなのに、そこを履き違えていた。突然条件をゆるやかにしても、“あの時あんなこと言ってたのに人気が落ちたらそれかよ”と思うのは当然じゃないですか?」と語った。


Source: アメーバニュース
| review | 23:09 | - | - | - | - |
ポール・マッカートニー『メモリー・オールモスト・フル』レビュー
6月6日に発売予定のポール・マッカートニーのニュー・アルバム『Memory Almost Full』、全曲試聴したレビューを掲載する。


1.Dance Tonight
http://www.concordmusicgroup.com/audio/asx/PaulMcCartney-DanceTonight.asx
アメリカ以外のヨーロッパ、日本等でのファースト・シングル。
ポールが弾くマンドリンを基調としたシンプルなポップソング。使われているコードも基本は4つで、メロディーも覚えやすい。
リズムはバスドラムを主体とした単純なもの。
曲の展開はビートルズ「Love Me Do」、ウィングス「Mull Of Kintyre」に似ていて、シンプルである。曲調はウィングスの「Mary Had A Little Lamb」や、ジョージ・ハリスンの「Any Road」に似ている。感想のポールの口笛が牧歌的な雰囲気を醸し出している。
音源から判断すると、ほとんどの演奏はポール本人によるもの。
プロモーションビデオは、ビョークの作品などで知られるミシェル・ゴンドリーが監督、ハリウッド女優のナタリー・ポートマンが出演している。ポールのそっくりさんで有名なナタリー・ポートマン、マッケンジー・クルック、ニール・テューダーが出演している模様。
日本では、アルバム発売に先駆けて、5月10日から30秒ほどの着うたがユニバーサル・ミュージックの携帯専用サイトからダウンロードできる。料金は100円。

2.Ever Present Past
http://www.concordmusicgroup.com/audio/asx/PaulMcCartney-EverPresentPast.asx アメリカでのファースト・シングル。CD形態ではなく、iTunesでのダウンロードで販売される模様。
世界で初めてラジオ放送解禁された曲で、4月下旬から世界各地のラジオで放送されている。
エレクトリック・ギターを主体とした曲構成に、ポップなエッセンスが織り込まれている。メロディーもシンプル。ボーカルはダブル・トラックで録音されている。韻律を考慮した歌詞が心地よく、印象に残る。
この曲も音源から判断すると、ほとんどの演奏はポール本人によるもの。

3.See Your Sunshine
この曲のキーとなっているバース部分のコーラスから始まる。このコーラスが印象的なポップ・ソング。
途中で曲調が変わるのは、前作『Chaos And Creation In The Backyard』の雰囲気を踏襲しているようだ。ポールのボーカルは多少エフェクト処理されているが、それが曲にマッチしている。ポールが演奏する特徴的なベース・フレーズが印象的。
エンディングはアカペラで終わる。

4.Only Mama Knows
「Meye Sight」で、ハイテンションでエア・ドラムを披露するポールの映像ともに、音源の一部が公開されている。弦楽による演奏から始まるため、クラシカルな曲調かと思いきや、印象的なギターフレーズでガラッと変わり、それからハードロックのアプローチに近い、ストレートなロックが始まる。曲展開は、ピンク・フロイドなどのプログレ風。
ウィングス時代を彷彿とさせるパワーに溢れた曲で、ポールのシャウトが炸裂。ここ数年で一番元気なボーカルだと思われる。ボーカルのパワーは『Run Devil Run』に近い。ウィングス時代の「Getting Closer」「Girls' School」「Soily」を思い出させる。
演奏はポールのツアー・バンドと行った可能性が高い。
http://www.meyesight.com/

5.You Tell Me
物悲しい雰囲気のマイナー・バラード。雰囲気的にはウィングスの「Winter Rose」に近い。
感傷的なポールのボーカルが、曲調に合っている。また、ポール自身による多重コーラスが、物悲しい曲調により一層味付けをしている。「泣き」のツイン・リード・ギターはポールの演奏っぽい。
コーラスとリード・ボーカルのメロディーがシンクロするのは「Figure Of Eight」に近い。
恐らくポール1人による演奏だが、多少オーケストレーションが施されている。

6.Mr. Bellamy
ピアノのリフを主体とした曲調で始まるが、セクションごとに曲調が変化し、ポールの超低音ボーカルが来た後に、10ccっぽいコーラスを主体としてセクションがあり、そのあとに再びピアノのリフを主体としたセクションに戻る。
予想が付かない曲展開は、前作『Chaos And Creation In The Backyard』と前々作『Driving Rain』の雰囲気を持っている。
この曲も「Meye Sight」で、映像とともに曲の一部が公開されている。エンディングはジャズっぽい。
ドラムの演奏がポールっぽいことから、この曲もオーケストラを除き、ポールが1人で演奏を担当している可能性が高い。

7.Gratitude
曲タイトルを連呼するコーラスから始まるピアノを主体とした曲。コーラスが多用されているので曲の仕上がりはゴスペルっぽい。
3拍子の曲で、シャウトが炸裂するポールのボーカルは、ビートルズ時代の「Oh! Darling」に近接する出来。この曲でも大胆なオーケストレーションが施されている。
この曲もオーケストラを除き、ポールが1人で演奏を担当している可能性が高い。

8.Vintage Clothes
この8トラック目から最後の「Nod Your Head」までがメドレー形式。ツアー・バンドのエイブ・ラボリエルJrが演奏するスウィングっぽいリズムのドラムに乗って、何重にも重なるコーラスがビーチ・ボーイズっぽい。
軽快で明るいポップ・ソング。この曲もピアノ主体の曲である。間奏の口笛が牧歌的な雰囲気。
コンピューターやキーボードによる演奏があるので、『Driving Rain』に収録されているような感じ。
演奏はポールのツアーのバンド・メンバーによるものか?

9.That Was Me
久々に登場したバリバリのロックンロール。ギターのリフがロックンロールそのもの。前作『Chaos And Creation In The Backyard』の時期に発表された曲「Summer of 59」を焼き直した曲かもしれない。
メロディーに変化がなく言葉を多用している歌詞は、少しだけラップっぽい。後半は高音シャウトで、1オクターブ高いボーカルを聴かせる。アルバム最後の「Nod Your Head」と同じスタイルの歌い方である。
ドラムがポールっぽいことから、この曲の演奏もポール1人によるものか?

10.Feet In The Clouds
前作『Chaos And Creation In The Backyard』の「Friends To Go」に近いアレンジだが、ウィングスの『Red Rose Speedway』に収録されているような曲の雰囲気である。
ポールの甘いボーカルが堪能できる曲の1つ。歌詞の「very very very very very very」が印象的。サビのメロディーが印象的であるが、曲の序盤がメイジャー調であるのに、サビに来るとマイナー調に変化する。
アレンジが凝っていて、曲の後半はエフェクト処理されたボーカル・コーラスが入り乱れ、バックはストリングスのみの演奏になる箇所がある。
この曲もドラムがポールっぽいことから、ストリングスとキーボードを除き、ポール1人による演奏である可能性が高い。

11.House of Wax
ピアノの演奏の被せられるポールのハイトーンなボーカルから始まる壮大な曲。途中で曲の展開が変わるところは「The Back Seat Of My Car」を思い出させる。
ピアノ、ストリングスを主体とした曲のアレンジも素晴らしいが、それ以上に、ポールのハイトーンでエモーショナルが素晴らしく、60歳を過ぎた人間のボーカルとは思われない。何十歳も若返ったような感じである。
ツアーのバンドのラスティー・アンダーソンによると思われるリード・ギターも曲の雰囲気を盛り上げ、素晴らしい出来となっている。

12.The End Of The End
ポールの得意分野とするバラード。メロディー展開の出来が素晴らしく、印象に残るものである。
曲前半はピアノ、オーケストラのみによる演奏である。ポールはアルバム終盤にバラード曲を配置する傾向があるが、今回も同様のコンセプト。しかし、従前の曲、例えば、アルバム『Venus And Mars』の「Treat Her Gently / Lonely Old People」、アルバム『Pipes Of Peace』の「Through Our Love」、アルバム『Flaming Pie』の「Beautiful Night」、前作『Chaos And Creation In The Backyard』の「Any Way」を上回る出来。
「最後の最後、これは、よりよい場所への旅の出発点である。よりよい場所へ、それは特別なものであろう。泣く理由などない。悲しむ必要もない」と歌った歌詞は、ポールのキャリアを締めくくる曲として書かれたと解釈しても仕方ない。
この曲で、アルバム後半の15分ものメドレーが締めくくられる。

13.Nod Your Head
ポールは壮大なバラードでアルバムを締めくくるのを避ける傾向があり、アルバムの最後にロックンロール曲を配置した。
前作『Chaos And Creation In The Backyard』の隠れトラック「I've Only Got Two Hands」と同じパターン。
2005年7月にアビーロード・スタジオで収録された番組『Chaos And Creation At Abbey Road』のジャム・セッション曲に酷似している。
「Meye Sight」にこの曲のクリップが追加されている。MPLのスタッフ(?)と共に曲に合わせて首を振るポールの映像が見られる。
この曲もポールによる演奏っぽい。
http://www.meyesight.com/


アルバム全体を通して。
ニューアルバム発売が発表されたのは3月中旬のこと。ここ1、2年のポールは、ヘザー・ミルズとの離婚騒動がイギリスを中心としたマスコミに騒がれ、曲をレコーディングしているという情報が少なかったため、今回のニューアルバムは、ここ数年で録音して、アルバムから収録漏れとなった曲の寄せ集めという噂が流れた。
ところがアルバム全体を聴いて、このアルバムは曲の寄せ集めではなく、前作を上回る出来であることが確信できる。
プロデューサーによる過度のアレンジはなく、本来のポールっぽいアレンジが施され、シンプルな曲もありつつ、曲展開が複雑で、次の曲の流れが読めないという曲も多い。また、前作『Chaos And Creation In The Backyard』では少なかった、ポールのシャウトが堪能できるロック曲も多く、壮大なバラードも収録されている。
ビートルズやウィングス時代のような、後生まで引き継がれるような曲はないかもしれないし、若年層受けのコンテンポラリーな曲調ではないことから、大ヒット曲となるような曲はないかもしれない。
しかし、このアルバムはポールのキャリアの中でも、最高の出来となるアルバムになることは間違いないと思った。
64歳にもなって、今回のアルバムみたいなハイ・クォリティーのアルバムが作れることが素晴らしい。
ポール・マッカートニーのファンであり続けられる理由がここにある、と思った。


posted by Jash
| review | 20:19 | - | - | - | - |
リバプール夏観光情報
 2007年から2008年にかけて、何かと話題のリバプール。産業革命期に西インド諸島などとの交易によって栄えた港町も、現在では世界的な観光都市として鮮やかに変貌を遂げつつある。

 2007年は、街が誕生してから800周年となる記念の年。300にも及ぶ祝賀イベントが随所で予定され、街は賑やかなお祝いムードに包まれている。特に、8月に4日間に渡り開催が予定されている記念式典では、世界最大規模の花火なども楽し観光にも最適だ。また、ウォーターフロント地区、倉庫街、デューク・ストリートといった数々の伝統的建造物、文化財は、2004年の世界遺産への登録に続き、2008年には「ヨーロッパ文化首都(European Capital of Culture)」の開催都市にも選ばれている。

 この他、ビートルズが世に出るきっかけとなった「ザ・キャバーン・クラブ」が、今年オープン50周年を迎えたのもリバプールが改めて注目を集めている理由の一つと言えるだろう。1961年から1963年までに273回もギグを行ったこの伝説のクラブでは、8月のビートルズ・ウィーク(2007年は8月22〜28日)が催されるなど、年間を通じて世界のビートル・マニアで盛り上がる。

 今秋には、キャバーンに程近いマシュー・ストリートに110の客室それぞれにビートルズにちなんだインテリアが施され、彼らの様々なエピソードを優れたデザインとアートで楽しめる「ハード・デイズ・ナイト・ホテル」がオープンするので、こちらの方もチェックをお忘れなく!

◆ ハード・デイズ・ナイト・ホテル
The Hard Day's Night Hotel
所在地 Matthew Street, Liverpool L2 6RE
URL www.harddaysnighthotel.com


Source: tabi.com
| review | 14:10 | - | - | - | - |
レビュー 『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』


『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』


『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』ジェフ・エメリック、ハワード・マッセイ著、奥田祐士訳
 ビートルズは20世紀最大の謎のひとつだろう。世界中のミュージシャンが彼らの楽曲作りやサウンドの秘密に迫ろうとしたが、いまだに誰一人その謎を解き明かした者はいない。ポップでシンプルなのに挑戦的かつ前衛的という永遠の矛盾をはらんだ彼らの楽曲は今も前人未到の境地にそびえ立っている。

 

テクノロジーの限界に挑む

 そんな彼らとデビュー時から録音スタジオで働き「リボルバー」(1966年)や「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(67年)といった傑作アルバムで聞かれる革新的なサウンドを作り上げた英エンジニアの回想録をベテランの音楽記者が編集したのが本書。バンドの面々の息遣いが聞こえてきそうな生々しいドキュメンタリー調の内容に驚く。

 62年、当時15歳の彼は英EMIレコードのアビイ・ロード・スタジオにアシスタント・エンジニアとして入社し、翌日、リバプールからやってきた新人バンド、ビートルズの録音に立ち会う。以来約7年間、バンドの録音作業でサウンド作りの要となり、テープの逆回転といった新たな録音技術の開拓でバンドのサウンドを新たな高みに引き上げ続けた。

 「俺の声を山のてっぺんからダライ・ラマがうたってる感じにしてくれ」てな具合のジョン・レノンに代表されるむちゃな要望の数々を誰も思いつかないアイデアで次々実現していくのだが、その過程で過去の因習や決まり事を徹底的にぶち壊す様は痛快だ。「全力を尽くそうぜ」とポール・マッカートニーが他のメンバーを奮い立たせ、テクノロジーの限界に挑み続ける姿勢に頭が下がる。単なるロック・スターではなく新時代を開拓する存在であろうとしたところが彼らを孤高の存在たらしめていることがよく分かる。

 真に革新的なモノ作りのための指針となる1冊でもある。ビートルズマニアや音楽ファンよりも企業経営者に薦めたい。凡百の経営本より示唆に富む。(ジェフ・エメリック、ハワード・マッセイ著、奥田祐士訳/白夜書房・3990円)

■ジェフ・エメリック(Geoff Emerick) 録音エンジニア。1946年ロンドン生まれ。62年から一線で活躍。グラミー賞を4度受賞。


Source: 産経新聞
| review | 21:06 | - | - | - | - |
ビートルズ新作CDプロデューサー ジャイルズ・マーティン氏に聞く
昨年11月に発売されたビートルズのアルバム『LOVE』をプロデュースしたジャイルズ・マーティンのインタビューが、FujiSankei Business i.のサイトに掲載された。


■ジョンも気に入るはず

 ビートルズの36年ぶりの新作CD「LOVE(ラヴ)」。バンドのアルバムのほとんどを手がけた名プロデューサー、ジョージ・マーティンと息子のジャイルズが、彼らの有名な楽曲に手を加え、全く新しい作品に加工した。ジャイルズは先ごろ取材に応じ「発売前からインターネットで否定的なコメントを目にしたけれど、天国のジョン・レノンも絶対気に入ってくれると確信している」と誇らしげに語った。(岡田敏一)

■ショーがきっかけ

 当初は、ビートルズを題材にしたカナダのエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショー「LOVE」(6月末からラスベガスで上演中)のためのプロジェクトとしてスタートした。

 「正直、陽の目を見ないと思っていた」(ジャイルズ)作品だったが、見事な仕上がりだったため、ビートルズの新作として発表することになった。

 「ビコーズ」から「愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)」まで、おなじみの楽曲全26曲を収録している。しかし、流れてくる楽曲を耳にすれば、その違いにすぐ気づく。

 英アビー・ロード・スタジオが保管する門外不出のビートルズの楽曲のマスター・テープを存分に使い、既存の楽曲に複数の別の楽曲の断片を組み合わせるといった大胆な作業を行い、ショーの雰囲気に合う新たなサウンドを作り上げたからだ。

 音質も今の若者の耳に合うようシャープで軽やかな仕上がり。「多くの若者がiPod(アイポッド)で聞くことを想定した音づくりに努めた。聞き手をビートルズの世界に誘うようなサウンドだよ」

 「父の最も脂の乗り切った時期の音を存分に楽しみながら、自由に作業をやれたよ。実に素晴らしい経験だった」という今回の仕事だが無論、苦労も多かった。

■楽曲つなぎに苦労

 ジョン・レノン(80年12月に熱狂的なファンに射殺された)の手による完全未発表音源で「ペニー・レイン」や「イン・マイ・ライフ」の断片をコラージュした「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」はこの作品の目玉のひとつ。「異なる楽曲を自然につなぐというのは、想像以上に困難な作業で、多くの時間を費やしたよ」と振り返る。

 また「『カム・トゥゲザー』から『レヴォリューション』の流れも、フェイドアウトで終わりたくなかったので『ディア・プルーデンス』を挿入してドラマチックに締めくることができた…』などなど、貴重な裏話を披露してくれた。

 幼いころから自宅で、ポール・マッカートニーがピアノを演奏するといった環境で育ったジャイルズ。「批判的な意見も耳にするけれど、父もオノ・ヨーコも気に入ってくれた。天国のジョンも絶対満足してくれると確信しているよ」と胸を張った。

 英のザ・フーや米のイーグルスなど、往年の人気バンドが再結成してシーンの最前線で活躍する例が増えている。ビートルズの再結成は?。

 「そういえば、ザ・フーもピンク・フロイドも一部のメンバーで大活躍しているね。でもビートルズは4人そろわないとビートルズではないんだ。1人でも欠けちゃだめなのさ。今回の作業で最も痛感したのは、実はそのことだったんだ。ジョンとジョージ・ハリスンがこの世にいないことが、本当に寂しいと感じたよ」

【プロフィール】ジャイルズ・マーティン

 Giles Martin フリーの音楽プロデューサー。ニュージーランドの人気歌手ヘイリー・ウェステンラの「アメイジング・グレイス」などを手がけた。37歳。ロンドン出身。


Source: FujiSankei Business i.
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明暗分かれる著名ミュージシャンの舞台ビジネス
アレサ・フランクリンの1999年にリリースされた自伝『Aretha: From These Roots』を基にした舞台が行なわれることが発表された。

“クイーン・オブ・ソウル”と称される彼女の人生物語は、故郷のデトロイトで過ごした幼少期からはじまり、サム・クック、ダイナ・ワシントン、オーティス・レディング等のミュージシャン仲間たちとの友情、多くのステージを重ねてきた長い経歴の中で、アレサが共演してきた多彩なパフォーマーたちの出演もある模様。この計画はボブ・ディランのミュージカル『Times They Are A Changin』が、初演から1ヶ月もたたない内に打ち切りになった直後に明らかにされた。

ここ数年、ロックやポップス音楽からブロードウェイやラスベガスなどの舞台作品を作ることが大きなトレンドになっている。常に儲かるという訳でないが成功すれば大きな収益を生むことができるのだ。

最初の成功例は1940年代のR&B界の大スター、ルイス・ジョーダンの曲を基にした『Five Guys Named Moe』で、1990年代初めにアメリカで大成功を収めた。しかし1999年初演のアバの曲を基調にしたミュージカル『マンマ・ミーア』の大成功には到底およばない。『マンマ・ミーア』は各地で評判を呼び、今や世界中で公演され、現在大阪でも公演中だ。来年の5月19日からは福岡でも公演される。

アバの軽快な曲調と誰もが知っている大ヒット曲の数々、良くできた物語で老若男女を問わず好評で人気となっているのが要因だろう。もう1つの成功例はクイーンの『We Will Rock You』である。

一方で大きな失敗例もある。『Lennon』である。ジョン・レノンの経歴で大きな部分を占めるビートルズ在籍時代(最初の妻との間の息子ジュリアンのことも含め)を排除したために有名曲の数々が含まれておらず、“オノ・ヨーコ”色が濃厚だと批判が強かった。

ミュージカル関連では、ビリー・ジョエルとジョニー・キャッシュの音楽を基にした舞台の話など他にも数多く噂されている。最近ではラスベガスで発表された、ビートルズとシルク・ドゥ・ソレイユのコラボレーション『LOVE』がある。この『LOVE』は好調な滑り出しを見せており、先行きも明るいだろう。

『LOVE』やその他の舞台が、誰か特定の著名ミュージシャン本人の出演がないのに対し、ラスベガスではトップスターたちに長期公演をさせ、恒例化するのに熱心になっている。その最初の大きな契約がセリーヌ・ディオンとシーザーズ・パレス(ラスベガスで人気の豪華ホテル)間で結ばれたものだ。カナダ出身の大スターである彼女は出産後、落ち着きながらも仕事を続けたいと願っていたので、本人にとっても関係者にとってもこの公演は大成功に終わった。

エルトン・ジョンが向こう3年間、年間75回のコンサートをシーザーズ・パレスで行なう契約をし、バリー・マニロウはヒルトンと似たような契約を締結。まだ決定ではないが最近プリンスもラスベガスでの公演を追加し、公演期間の延長に合意した模様だ。


Source: Barks
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